シラスコーポレーション、無洗加工米「まんまデキータ」発売

(株)シラスコーポレーション(大阪市、06・367・0410)は無洗加工米「まんまデキター」を3月初旬からコンビニなどで一般販売を開始した。従来の無洗加工米の長所、欠点を検討のうえ改良を加え「誰でも手軽に本物のご飯を」をモツトーに開発したもの。

特徴は(1)洗米済み(2)浸漬済み(3)即炊飯。そして手軽、簡単、短時間、と三拍子そろった超便利な加工米である。温めるタイプの加工米に比べると「炊飯器で炊いたという満足感が得られる(田中社長談)」という。短時間とは洗米(米とぎ)と浸漬の所要時間七〇分が省略されることにより加熱炊飯と蒸らすだけの二五分ででき上がり。独自の技術で特殊加熱加工により瞬間的に処理、特殊減圧冷却、乾燥をして密封包装している。問題は食味値であるがクボタの食味計測器を使った試験では五サンプルすべての食味測定値が加工前から一〇九~一三〇になった。環境問題上はとぎ汁を流さないので水質汚濁はなく社会に貢献している。職をもつ主婦、高齢者、身体の不自由な人でも容易に炊飯ができるように商品の包装パックに水量目盛りが付いており鍋と水さえあれば手軽に炊飯できるので重宝されている。生産工場は長野県にあり年間一六〇〇~一八〇〇tの生産可能。

業務用にはコスト面では上下水道使用量の削減、人件費の削減、洗米ロスが無くなるので業務用関係は期待は大きく関東の卸問屋

大阪の卸複数からも引き合いがある。

一般小売用は一四〇g(写真)、四〇〇g、一キログラムの三種。一ヵ月一五〇tが当面の販売目標。4月16日には東京後楽園で問屋展示場に出展、好評を得た。

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