特集・食品企業復興への歩み:事例1=東北編・福島県大熊町 ネクサスファームおおくま

2021.03.01 287号 16面
四季成りイチゴ(夏秋イチゴ)の「すずあかね」。程よい酸味があるのが特徴で、ケーキのトッピングやジャムなどで利用されることが多い

四季成りイチゴ(夏秋イチゴ)の「すずあかね」。程よい酸味があるのが特徴で、ケーキのトッピングやジャムなどで利用されることが多い

 ◆「イチゴのまち」と呼ばれる将来に向かって時は再び動きだす
 東日本大震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所の事故で長い間全町避難となった福島県大熊町(おおくままち)。ようやく一部地域で避難指示解除となったこの町に、大規模なイチゴの植物工場が完成した。同町が総事業費約20億円を投じて建設し、(株)ネクサスファームおおくまが運営する。復興への思いを込めて始まった初のイチゴ作りを通じて、止まっていた時は再び動きだした。いつか「イチゴのまち」と呼ばれる将来

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