カリフォルニア・レーズン協会、映画とタイアップでキャラクター無償提供
カリフォルニア・レーズン協会は松竹とタイアップし、4月公開予定の映画「鴨川ホルモー」に出てくるレーズンを食べて元気になるキャラクターに関して、製品への利用を使用料なしで提供する。対象はカリフォルニア・レーズンを使用した製品に限る。協会が窓口になり、キャラクターを使用できる取組みは今回が初めて。映画やドラマとのタイアップで製品パッケージにキャラクターなどを印刷する取組みが広がっているが、複雑な版権使用に関する契約を行うことなく映画に登場するキャラクターを使用できることは、中小のパン・製菓メーカーにとってメリットが大きい。
キャラクター使用に当たっては原則として使用料・著作権料などはかからないが、松竹およびカリフォルニア・レーズン協会の事前承認が必要となる。承認のうえ、カリフォルニア・レーズンを使用した製品に限り、「ホルモー君」をパッケージに印刷、または「ホルモー君」をかたどったパンや菓子などの製品を製造することができる。さらに、映画鑑賞券200円割引クーポンを製品に印刷することや貼付も可能。
映画「鴨川ホルモー」は万城目学氏のデビュー作を映画化したもの。本木克英監督、出演は山田孝之、栗山千明など。09年4月に全国ピカデリー系映画館150館以上で公開が予定されている。
(青柳英明)