森下仁丹、復刻販売中の「梅仁丹120」新CMに壇蜜起用
森下仁丹は2日、創業120周年を記念し2月11日から復刻販売している「梅仁丹120」(7g、約70粒入り、希望小売価格210円)の新CM発表会を都内で開催した。キャラクターに壇蜜を起用し、4日から放映を開始した新CMでは、同品の最大の特徴である口が潤う、紀州梅そのままの“ほろずっぱさ”を表現するために、梅色の着物姿の壇蜜がとびっきりの“ほろずっぱい”表情を披露している。
発表会で、駒村純一社長は壇蜜起用の理由について「壇蜜さんは梅の花の化身のイメージがあり、全員一致で決まった」と説明した。一方、壇蜜はCM出演について「仁丹は祖父がよく食べていた。老舗企業の広告の仕事を任されるのは、光栄であると同時に責任を感じる」とした上で、「梅仁丹」について「これまでの清涼菓子は、瞬発的に味が広がるが、梅仁丹はじんわり広がる酸っぱさで、梅本来の味を楽しむには正しい感じがする。梅に忠実な菓子だと感じた」と語った。発表会では、林家三平を迎え、壇蜜、駒村社長による大喜利も披露された。
旧「梅仁丹」は、11年の販売終了後に200件以上の問い合わせが寄せられるなど根強い人気を誇った。「梅仁丹120」は旧「梅仁丹」を、仁丹のレトロなイメージを生かしつつ若い世代に受け入れられるパッケージで復活させたもので、昔ながらの丸剤製法で作ったほろずっぱい懐かしい味わいはそのままだ。今回、医薬部外品ではなく清涼菓子として発売した。全国の駅売店やドラッグストア、コンビニエンスストア、スーパーなどで販売する。同時に姉妹品として、紀州産梅肉エキスに11種のハーブエキスとビタミンCを配合した「梅仁丹120のど飴」(60g、約17粒入り、210円)を販売している。
(青柳英明)