山崎製パン、食パン2品にUDFマーク「容易にかめる」表示開始

小麦加工 ニュース 2019.05.17 11877号 03面
「ダブルソフト」「ふんわり食パン」に表示されたUDFマーク

「ダブルソフト」「ふんわり食パン」に表示されたUDFマーク

山崎製パンは、日本介護食品協議会が推進する「ユニバーサルデザインフード(UDF)」のロゴマークを食パンの「ダブルソフト」のパッケージに1日から、「ふんわり食パン」は、現行の包装資材がなくなり次第、表示を開始。スーパーなどで継続的に購入できる食パンの商品に、UDFマークが表示されるのは、本紙調べで初めてとなる。表示区分は、4段階中最初の段階である「容易にかめる」となる。

同社では、今回のUDF表示について、食パンカテゴリーで進める、「マルチブランド戦略」の一環と説明する。これは、「ロイヤルブレッド」「超芳醇」「ダブルソフト」「新食感宣言」「ふんわり食パン」など複数の特徴あるブランドを揃えることで、「お客さま」の多様なニーズに応えることを目的に進めるもの。ソフトな食感が特徴の「ダブルソフト」「ふんわり食パン」にUDFマークを表示することで、「かむ力」が比較的に弱いとされる高齢層や幼児なども安心して食べられることの理解を深めることにつなげる。

「ダブルソフト」は、1989(平成元)年5月の全国発売当初から、「耳までソフトな食パンがほしい」という消費者の要望に応えて爆発的な売れ行きを示し、市場にソフト食パンブームを引き起こした。「ふんわり食パン」は、最大の特徴が軟らかさ。しっとり感とふんわりソフトな食感にこだわり、原料配合と焼成方法を工夫した独自の製法を開発。手に持つとはっきりと分かる軟らかさを実現。

UDFは、日常の食事から介護食まで幅広く使える食べやすさに配慮したレトルト食品や冷凍食品などの調理加工食品、飲み物や食事にとろみを付けるとろみ調整食品などがあり、パッケージには必ずUDFマークを記載して、利用者が選びやすいように「かたさ」や「粘度」の規格で分類された四つの区分を表示している。

日本介護食品協議会が公表した会員企業(76社)を対象にした17年のUDFの生産量は、2万1933tで前年比13.7%増、生産額は249億1000万円で同10.3%増と2桁増で引き続き大きく増加している一方で、市販用対業務用比率は、23対77で、在宅で使える市販用の売場づくりが課題であると指摘している。

今回、山崎製パンが食パンの2ブランドにUDFマークを表示したことで、UDFのさらなる認知拡大とUDF一般化が加速する可能性がある。(青柳英明)

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