ネスレ日本、「キットカット」大袋5品を紙パッケージに変更 折り鶴が楽しめる

菓子 キャンペーン 2019.10.09 11954号 06面

 ネスレ日本は、チョコレート菓子「キットカット」の主力製品である大袋タイプ5品の外袋を、プラスチックから紙パッケージに変更することに伴い「できるかな」(1970~90年にNHK教育で放送)に出演していたノッポさん(高見のっぽさん)とゴン太くんが出演する新TVCM=写真=を3日から公開した。

 ネスレは19年9月から、プラスチックごみの課題解決に向けた取組みを加速するため、世界で最も「キットカット」を販売している日本市場で、主力製品である大袋タイプ5品の外袋を、従来のプラスチックから紙パッケージに変更した。また、この機会に今までは廃棄されていたパッケージを使い、日本伝統の思いや願いを伝える象徴の「折り鶴」などを作って大切な人に思いを伝えるという新しいコミュニケーションを開始した。

 「キットカット」の外袋を紙パッケージに変更することに伴い、新たに放送するTVCMでは、身近な物を使って工作の楽しさを伝えてきたノッポさんが「折り鶴」を作ってメッセージを書き、大切な人に気持ちを伝えるシーンが描かれている。ネスレはTVCM初出演となるノッポさん、ゴン太くんとともに「キットカット」の紙パッケージを、身近な家族や友人に応援や感謝の思いを伝えるコミュニケーションツールとして活用してもらうための取組みを推進する。

 ノッポさんはCMへの思いについて、「キットカット」の外袋をプラスチックから紙へ変更することは、小さな人たちの未来によりよい世界を残すことにつながる。今回「キットカット」ブランドが率先してアクションを起こし、社会的責任を果たしたいという意思に共感しCM出演させていただく。昔から小さな人たちに楽しく工作することを伝えてきましたので、「紙パッケージで折り紙が楽しめる」というストーリーに適していると思われたのだろう。私たち個人ができることは小さな一歩ですが、こういった活動を通じてみんなが環境問題を考えるきっかけとなり、小さな人たちの未来が少しでも良いものになればうれしいです–と語る。(青柳英明)

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