日本プロテイン市場を支える、アイルランド産ホエイ ジョー・ムーア・ジャパンマネージャーに聞く
◆日本市場ホエイ成長戦略 持続可能で高栄養価のプレミアムホエイに注目
日本のプロテイン市場が好調だ。市場は幅広いカテゴリーの横断が進んだことで、量から質のフェーズへと移行しつつある。アスリートやトレーニー中心の市場から一般層への拡大を進めるためには、タンパク質の量だけではなく、その質が重要になる。こうした背景を受け、日本の市場におけるアイルランド産ホエイの注目がさらなる高まりを見せる。アイルランド産ホエイは、世界唯一の国家的な食品サステナビリティプログラム「オリジングリーン」のもと生産された、グラスフェッド(牧草飼育)で高栄養価のプレミアムホエイとして差別化されているアイルランド政府食糧庁Bord Bia(ボード・ビア)のジョー・ムーア・ジャパンマネージャーに、日本市場におけるホエイの成長戦略を聞いた。
アイルランド政府食糧庁(Bord Bia)は、ホエイ製品を注力分野のひとつとして位置づけています。WPI(ホエイプロテインアイソレート)、WPC(ホエイプロテインコンセントレート)、WPH(ホエイプロテインハイドロリセート)などホエイプロテインの生産・供給においても高い評価を得ています。さらに、高品質な強化スペシャルパウダー(機能性粉乳)も製造しています。
アイルランド産ホエイの輸出量はこの5年間で約154%と大きく伸長しました。輸出額は160%とさらに高い伸びを示しています。こうしたことを受け近年この分野に多くの投資を行っています。現在、日本市場においては、アイルランドの主要乳業メーカーであるティルラン社が日本法人のカントリーマネージャーを迎えるなど本格的な市場展開を進めています。加えて、カーベリーやケリーといった企業も、日本市場との関わりを深める姿勢を示しています。さらに、近年、レイクランド・デリーズは、アイルランド産グラスフェッドバターやカゼインなどの高タンパク乳原料を含む、独自性の高い製品ラインナップを展開し、日本市場での事業を本格化させています。
アイルランドの乳業メーカーは、日本市場のニーズに対する深い理解を有しています。この深い日本市場への理解とサプライチェーン全体にわたる業界の専門知識によって日本の市場成長を支えて行きたいと考えています。
アイルランドの乳製品産業は、乳児用粉ミルク、臨床栄養、スポーツ栄養、成人栄養の分野で、顧客の高いニーズに応えています。アイルランドから日本への主要な輸出品は、牧草飼育の乳牛の最高品質の牛乳から作られるグラスフェッドチーズですが、特注の粉末乳製品や乳製品ソリューションなどのカテゴリーでも成長の可能性があります。
アイルランドは今後も、サステナブルな生産体制と高品質な乳製品を通じて、日本市場との長期的な信頼関係の構築を目指します。












