タイ、工場の操業停止も 大雨続き洪水懸念

総合 ニュース 2018.09.10 11761号 10面
11年大洪水時、バンコクでは住宅や工場などが軒並み冠水した=小堀晋一が2011年11月15日撮影

11年大洪水時、バンコクでは住宅や工場などが軒並み冠水した=小堀晋一が2011年11月15日撮影

 雨季真っただ中を迎えているタイで、2011年以来の大洪水の不安が脳裏をよぎる事態となっている。8月以降の連日の大雨で国内の主要なダム全てで水位が上昇しているためだ。11年の時は、ほぼ全てのダムで満水状態となり、大掛かりな放水を急いだ。結果、下流の平野部では一面が水浸しとなり、工場などの操業が止まった。現時点で企業活動への影響は予測されていないが、タイ政府も特別の監視態勢を取って推移を見守っている。  タイ国内には、飲料用水や工業用水向けに貯水量の多い

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら