加工食品、容器包装で食品ロス削減 鮮度保持など多様化 CSR取組み拡大
食品業界で、容器包装によるフードロス削減への取組みが進んでいる。内容物によって鮮度保持や賞味期限の延長、個包装化、輸送時の損傷軽減など手法はさまざまだ。複数の技術の組み合わせや製造工程の改善も相まって、徐々にその効果が表れてきた。フードチェーンにおける経済損失の抑制や環境負荷低減にもつながるこれらの試みはCSR(企業の社会的責任)の観点からも意義深く、各業種のリーディングカンパニーを中心にその取組みが広がっている。(涌井実)