第26回日食優秀食品機械・資材・素材賞 3部門8製品選出
日本食糧新聞社が制定する「第26回日食優秀食品機械・資材・素材賞」の選考委員会を7月24日実施し、今年は機械部門5、資材部門1、素材部門2の計8製品を選出した。選考会は石谷孝佑委員長(日本食品包装協会理事長)を含む計10人の委員が出席し、各部門の候補製品を厳正に審査した。表彰式は9月14日に東京・新橋の第一ホテル東京で「第27回業務用加工食品ヒット賞/外食産業貢献賞」「第11回地域食品産業貢献賞」と合同開催する。(江端哲也)
●9月14日表彰式
機械・資材・素材賞は1998年に日本食糧新聞の創刊55周年を記念し、優秀な食品機械やロボット、包装容器・資材、各種素材などを表彰する目的で創設された。「機械」「資材」「素材」の3部門で、技術革新で食品産業の発展を支えた製品が対象だ。
表彰式は9月14日午前10時から「機械・資材・素材賞」「業務用加工食品ヒット賞/外食産業貢献賞」「地域食品産業貢献賞」の順に行う予定だ。
「日食優秀食品機械・資材・素材賞」の概要は次の通り。
▽対象製品=食品関連の機械・ロボット・機器やそのソフト、包装容器などの資材・副資材、食品添加物や香料、原料、機能性素材など、食品の品質向上・価値創造に役立ち、業界の発展をサポートするすべての製品
▽選考方法=各業界・関連団体の代表、学識経験者で構成する選考委員会を設け、対象製品に関する資料を作成。委員による協議の上、受賞製品を決定する
▽選考基準=(1)食品業界で新製品の創出に役立ち、コスト低減や製造効率化に寄与した製品。生産性向上、業界活性化に貢献している製品(2)新規性の高い商品の創出に役立っている製品(3)市場の各分野でリーダー的な商品を生み出し、業界に新しい発展をもたらした製品
◆選考委員(敬称略)
▽委員長=石谷孝佑・日本食品包装協会理事長▽委員=荒川隆・食品産業センター理事長、河原崎靖・日清オイリオグループ取締役専務執行役員、北倉芳久・キッコーマン食品専務執行役員商品開発本部長(代理=菅野秀治・調味料開発部長)、坂巻千尋・坂巻技術士事務所代表、脊黒勝也・日本食品添加物協会専務理事、高橋誠一郎・日清製粉グループ本社執行役員技術本部長、原田裕司・明治取締役専務執行役員、本多政彦・ニチレイフーズ生産統括部生産戦略部長、杉田尚・日本食糧新聞社社長
◆受賞商品
〈機械部門〉
・カラメルコーティングマシンKRS+CC/カジワラ
・包装フィルム用UVレーザプリンタFP-1000シリーズ/キーエンス
・HACCP対応 温度監視システム「ACALA」/タイムマシーン
・凍眠ミニ/テクニカン
・ポーションカッター/ワタナベフーマック
〈資材部門〉
・「青の洞窟Piccolino」シリーズの製品資材/日清製粉ウェルナ・大日本印刷
〈素材部門〉
・キッコーマン 極うまとろみ丸大豆しょうゆ/キッコーマン食品
・高食物繊維小麦粉「アミュリア」/日清製粉