「SABAR極 大阪肥後橋店」オープン 全国の養殖サバ食べ比べ

外食 新設・移転 2019.05.17 11877号 11面
ビジネス街に挑戦するSABAR極肥後橋店と右田孝宣社長

ビジネス街に挑戦するSABAR極肥後橋店と右田孝宣社長

夜は懐石仕立てのコース料理のみを提供

夜は懐石仕立てのコース料理のみを提供

【関西】SABARはこのほど20店舗目となる「SABAR極」を大阪市西区の大阪メトロ肥後橋駅近くにオープンした。カジュアルにサバが楽しめたこれまでの店舗モデルから一新し、今回は“全国の養殖ブランドサバ食べ比べ”を目玉に、サバだけで仕立てたサバ懐石を提供するプレミアム業態に挑戦する。

同店では毎月メニューが替わる懐石仕立ての季節のコース料理のみを提供する。「5月の懐石コース(5000円)」ではお嬢サバ(鳥取県)、よっぱらいサバ(福井県)、湯遊サバ(静岡県)の刺し身の食べ比べのほか、前菜5種、台物、焼物、揚物、蒸し物、食事のすべてにサバを使った。今後は境さば(鳥取県)、長崎ハーブ鯖(長崎)、むじょかさば(鹿児島)など全国の主な養殖ブランドサバが旬に登場する。現在は1コース限定だが、少しボリュームを下げたコースも近々提供予定。

右田孝宣社長は「昨年の『今年の一皿』にサバが選ばれ、サバへの注目が集まっている。マーケットリーダーと自負しているので、SABAR極で新たな挑戦をする。養殖から提供まで一気通貫できる当社ならではの強みを発揮し、いろいろな種類のサバを楽しんでもらいたい」と述べ、「客単価もランチは800円、夜は強気の7000円」とし、目標月商は500万円。

同社では“サバのある生活をお客様に提供する”をミッションに2021年4月までに38店舗展開を目指している。折り返しの20号店はSABAR業態で挑戦してこなかったビジネス街に出店し、カジュアル接待も可能な設定でビジネスマンの取り込みを図る。店内も落ち着いた色彩の和モダンなデザイン。今後は6月に熱海と仙台、7月に岡山、8月に岐阜へ出店。都心中心から全国各地へエリアを広げ、漁港近くでより鮮度のいいサバが食べられる店舗も作っていく。

〈概要〉▽所在地=大阪市西区江戸堀1-17-4▽電話06・4963・0038▽面積=76.1平方m(約23坪)▽席数=33席(1階/4人テーブル2卓、カウンター9席、2階/個室3室)▽営業時間=午前11時38分~午後2時30分、午後5時~11時38分▽定休日=日曜日。

(深瀬雅代)

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