VOICE:沼田博和・神戸物産社長 SMは優勝劣敗鮮明

 食品のインフレ率が非常に高く、明らかな節約志向の高まりを感じた一年だった。スーパー業界は大手ほどシェアを高め、中小は苦戦し、優勝劣敗が過去3年で強くなった。

 インフレ下であらゆるものが値上げとなり、当社も多くのバイヤーが多品目で交渉を重ねてきた。中小はその人手が足りず、価格交渉が現実的に難しかったと推測する。実際、スーパー間の価格差は広がった印象だ。ローカル色の強い業界だがエリアを越えた出店でも大手が目立っている。競争は一層激しくなるだろう。

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