VOICE:松山一雄・アサヒビール社長 味とブランドで勝負
2026.03.06
10月1日にビールの減税が行われる。20年、23年と過去2回の酒税改正では他分野からビールにユーザー流入があり、3度目の今回も変わらないとみてビールに集中的に投資していく。ビール、発泡酒、新ジャンルが一本化することで、10月以降のビール市場はプレミア…続きを読む
食品のインフレ率が非常に高く、明らかな節約志向の高まりを感じた一年だった。スーパー業界は大手ほどシェアを高め、中小は苦戦し、優勝劣敗が過去3年で強くなった。 インフレ下であらゆるものが値上げとなり、当社も多くのバイヤーが多品目で交渉を重ねてきた。中…続きを読む
今年の年末年始は休みが例年よりも長くて、現在のおせちの予約は非常に好調だ。関東ではおせちが苦戦するという声も聞くが、田舎で過ごす人が多いのではないか。新潟は人を迎える側で、増えた胃袋を満たすためだろうか、2段や3段重の商品が昨年より引き合いが強い傾向…続きを読む
当社は酒造業をなりわいとして企業を興した創業が1717年だが、酒の醸造を始めたのは1625年(寛永2年)にさかのぼる。後者をとって今年を“創醸(そうじょう)”400年と位置付けている。これまで酒造りを続けてこられたのはひとえに皆さまのおかげ。令和の時…続きを読む
大阪・関西万博では想定の10億円近い売上げが立ち、当初懸念した物流コストも吸収し、上半期業績に寄与した。ただ、閉幕後1ヵ月は外食数字が少し鈍っている。26年は万博ほどインパクトがあり、業界へプラスに働くイベントが見込まれないことは気になる。 だが、…続きを読む
10月に愛知県三河エリアが地盤のドミーを連結子会社化した。これによりこれまで手薄だった三河を強化できることに加え物流や調達ルートの共通化、PB商品の導入を進めることで原価低減や商品力向上などさまざまなシナジーが見込める。 非常に大きいのがドミーの食…続きを読む
食品を中心とした物価の上昇に実質賃金の伸びが追い付かない状況にあり、消費者の購買力が低下している。コメの価格が上がったことも大きな要因だ。低価格帯商品へ需要がシフトし、今までのように価格改定による値上げの流れの一方、値下げへの圧力が働いている。圧力を…続きを読む
25年度の脱脂粉乳の期末在庫量は8万4400tと見込まれ、コロナ禍の10万tに近づいている。需要を生産が上回り、需給ギャップが広がっている。在庫量が適正水準を超えれば、メーカーの保管コストが増えるし、さらに積み上がれば賞味期限が超えて売り先がなくなり…続きを読む
収益構造改革は長い間やるものではない。当初から2年間と決めて、味噌事業では計画以上の構造改革ができた。前期に当初業績予想を上回ったのは、豆乳飲料のけん引に加え、味噌で一定の利益を確保できた点も大きい。赤字続きだった味噌事業だが、ようやく黒字化のめどが…続きを読む
金額が伸びて個数が伸びないというのは、短期で見ると収益を取りやすい環境だ。ただ長期的に個数が下がり続けていき、価格が上がり続けると消費がシュリンクし、その結果金額も伸びなくなってしまう。その時にはコストもインフレ基調が続いているので、逆転して非常に厳…続きを読む
日本酒の酒蔵は設備投資が足りない。今あるものでやろうとするからそれ以上伸びない。酒蔵だけの話ではなく、どの業界でも同じことがいえる。 日本酒「獺祭」を造る獺祭(旧旭酒造)という会社を私は40年間経営してきた。基本的には毎年売上げの1割を設備投資に充…続きを読む