VOICE:寺本博之・味の素冷凍食品社長 「ギョーザ」No.1挽回へ
2025.07.16
消費者の価格に対する意識がシビアになっている。「AJINOMOTO BRANDギョーザ」は3月の価格改定以降、特売から外れるなど販売量が課題だ。一方で価格転嫁以上に原材料や燃料費の想定を上回っている状況が続く。しかし「おいしさナンバーワン」は絶対に外…続きを読む
今回の総合食品展示会は、初めて一つのテーマに対してグループ全体で提案することになった。売り方がどんどん変わってきている。みんなでもっと勉強していくことも含めて検討した結果が、今回の展示となった。せっかく関西で開催する展示会であり、フルラインでの提案が…続きを読む
昨年の酒類業界最大トピックは、アルコールの健康障害対策に関して強いアゲンストの風が吹いたこと。今年は突風になるのではと恐れている。 業界としては厚生労働省の「適正飲酒ガイドライン」に沿って動いていくと思うが、危惧しているのは酒を一滴でも飲んだら病気…続きを読む
日本の酒類市場は少子高齢化やアルコール規制などで厳しいが見方を変えるとチャンスもある。日本の成人人口(80歳まで)は約9000万人。そのうち2000万人の「よく酒を飲む」層が市場を支える。ほかに「たまに飲む」が2000万人、「飲ま(め)ない」が500…続きを読む
当社はニュージーランド(NZ)で安全・安心に作られている乳製品を販売しているが、BtoB中心の事業のため、一般消費者に特徴を伝え切れていなかった。24年10月にコーポレートコミュニケーション部を創設し、当社のさまざまな特徴をメディアを通じて積極的に発…続きを読む
食品業界は先行きの不透明感や物価高騰で、お客さまの生活防衛意識が高まっている。そうした中、少しずつだが個人の価値観が重視されることが定着してきているように感じる。 ただ健康に良ければ良い、あるいは、ただ安ければ良いということではなく、お客さまが自分…続きを読む
豆腐とは、日本で独自の進化を遂げた固有の価値を持つプラントベースフードだと考えている。その価値は健康的な点とおいしさに加え、持続可能な食生活に貢献する食品であることだ。今回展開する新ブランド「motTOFU」をきっかけに、豆腐の潜在的な価値を最大限に…続きを読む
今春からノンアルコール飲料のイメージ刷新に向けた活動をスタートする。これまでも力を入れてきたが、どこかに「そんなに市場拡大するかな」という半信半疑の部分があった。適正飲酒が広く話題となる中、肌感覚では酒を飲まない人の飲用も増えている。当社社員からも「…続きを読む
現在、TBSラジオで毎週日曜日の朝に放送されている「石川實 DAIRY LIFE」が10年目を迎えたが、キャッチフレーズにある関東の酪農家戸数は、スタート時の3000戸から1700戸にまで減少した。厳しい経営環境にあっても、酪農家たちは日々やりがいを…続きを読む
酒類事業を営む企業として「DRINK FOR FUTURE 未来に向けた責任」をステートメントに掲げる。(世界的にアルコール関連問題への関心が高まる中)アルコールの有害摂取根絶に向け取り組むとともに、節度ある飲酒文化の醸成とこころ豊かな社会の実現を目…続きを読む
漬物文化の維持発展における食育の位置付けは大きい。味覚が固まる幼少期ほど、漬物に触れる機会は肝要だ。漬物が並ばない食卓で育った子どもが今まさに親となり、子どもとの食事で漬物を並べない循環が起きている。大きな課題だが、自社の可能な範囲で食育を進めていく…続きを読む