高橋石油、石丸製麺製造「さぬきくらげうどん」発売 純国産キクラゲ使用

小麦加工 ニュース 2020.09.16 12114号 05面

さぬきくらげを通年栽培

さぬきくらげを通年栽培

 高橋石油は15日、6年前から香川県内で栽培を始めた純国内産キクラゲ「さぬきくらげ」を原料に使用した「さぬきくらげうどん」(税別650円)=写真=を発売。製造は石丸製麺が担当した。

 同県で創業し120年余りで、石油製品やLPGなどの卸や小売を行う同社。「食も人のエネルギーである」と考え、安心で安全な食品を供給することを目指し、当時の国内自給率が1%未満とされていた国産キクラゲ栽培の生産に挑戦。特殊構造のビニールハウスで農薬不使用で栽培し、エネルギー事業で得たノウハウを生かしてハウスに加温保温機器を設置して、通年で栽培する。17年に乾燥キクラゲの販売を開始し、これまで県内外の学校給食や飲食チェーンなどへ供給してきた。

 同商品は同県三木町のキクラゲ専用ハウスで栽培し、天日で乾燥したキクラゲを丸ごと微細な粉末に加工。石丸製麺が製造を担当しうどん生地へ練り込んだ。ゆで時間5分の同社オリジナル商品「包丁切り細うどん」の規格で商品化されている。

 1パック(200g)の麺に使用されるキクラゲの量は、生キクラゲに換算して約75g分とたっぷり。キクラゲの特性である保水力の高さが生かされた、ぷるんつるんとした口当たりと独特なコシやのど越しといった食感と、そばのような見た目が特徴だ。

 高橋石油は、まず現状の顧客から販売を始め、同県産品として土産などにも選ばれるように、また栄養素の面や独特の食感があることをアピールして県外へも販路を広げていきたい考え。

 製造を担当した石丸製麺は「創造的な『融業』で新市場へ」をコンセプトに、地域の特産品(農産品・海産物など)の粉末4~5%を練り込み、手打ち式製法で「新機軸のうどん」を製造し地域振興につなげている。

 ほかにも、各産地の「茶うどん」などを中心に昆布、ゴボウ、レンコン、大麦若葉など多くの商品を世に送り出しており、オリジナル練り込み麺は小麦粉以外のアレルゲンを除去した素材であれば製麺可能だ。(服部泰平)

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