イートアンド、大阪王将ブランドを40店で集中販促 「世界品質」アピール

大阪王将餃子をPRする文野直樹社長(右)と鈴木奈々

大阪王将餃子をPRする文野直樹社長(右)と鈴木奈々

 大阪王将ブランドで冷食事業を展開するイートアンドは8日、集中店頭販促を全国のイオン40店舗で実施した。文野直樹社長をはじめ同社社員が売場に立ち、大阪王将「羽根つき餃子」と「ぷるもち水餃子」の主力2品を試食を交えて販売した。同規模の販促企画は昨年10月に続いて2回目。イオンモール幕張新都心にはタレントで“大阪王将餃子大使”の鈴木奈々がPRイベントを開き、来店客の約400人が参加した。

 イベントには文野社長も登場し、「羽根つき餃子」ほかが4月にモンドセレクション金賞を受賞したことを報告。「これで世界品質の羽根つき餃子になりました」と胸を張った。鈴木奈々は4種のタレで2品を試食し、そのおいしさを壇上からアピール。「家でもよく作り、夫婦でたくさん食べて元気をもらっている」とPRした。

 文野社長は集中販促に関し、「全国一斉の店頭PRはお客さんに喜んでいただくと同時に、冷食事業の営業スタッフだけでなく生産・開発や管理部門、そして外食事業も含めた社員が現場に出て全社一丸で取り組むことに大きな意義がある」と力を込めた。同日の実施店舗売上げ目標は総計2万パック。

 同社の冷食事業は第1四半期(4~6月)、主力の餃子カテゴリー売上げが前年同期比30%増と好調な出足となった。「モンドセレクション受賞の好影響もある。パッケージ上で金賞獲得を周知しており、反響も大きい」(文野社長)。今後の事業強化策として、好調な水ギョウザの生産増強を来期中に行う意向。また同様の販促イベントは流通からの要望も多く、10月にも形態を変えて行う予定という。

 (本宮康博)

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