中央労働災害防止協会、熱中症予防と対策でキャンペーン実施

総合 キャンペーン 2021.04.26 12220号 04面

 中央労働災害防止協会(中災防)は、5月から4ヵ月間「STOP!熱中症クールワークキャンペーン」を実施する。

 熱中症に関するシンポジウムや、セミナー、養成講座などを開催するほか、協会ホームページ(HP)内に設けた特設サイトで熱中症による災害の実情を踏まえた予防対策情報の提供や、熱中症予防・対策ツールの紹介を行う。

 厚生労働省発表の速報値によると、2020年の職場における熱中症による死傷災害(速報値)で、死傷者数が919人と前年を90人上回ったことから、協会では、職場で基本的な熱中症予防対策を講じるように広く訴えており「新型コロナウイルス対策を徹底しながら、熱中症予防対策措置を講じてほしい」(八牧暢行理事長)としている。

 キャンペーンは厚生労働省、業種別労働災害防止団体と協会などが主唱する「STOP!熱中症クールワークキャンペーン」の実施要綱に基づいて実施する。協会が進める取組みは次の通り。

 ▽熱中症予防対策シンポジウム(6月4日、東京)=専門家による解説と取組み事例紹介▽熱中症予防対策セミナー(東京、大阪、福岡など全国6会場で開催)=熱中症予防の基礎知識、災害事例紹介。計11回開催▽熱中症予防労働衛生教育インストラクター養成講座(東京、大阪で開催)=厚生労働省通達「職場における熱中症の予防について」に基づき、熱中症予防労働衛生教育講師(インストラクター)を養成する。6回開催。

 詳細はHP(https://www.jisha.or.jp/)参照。(木下猛統)

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