ポーランド大使館、「ヨーロッパを味わおう」一環で伝統料理など披露

総合 キャンペーン 2024.03.25 12733号 05面
パヴェウ・ミレフスキ駐日ポーランド大使

パヴェウ・ミレフスキ駐日ポーランド大使

アンジェイ・アレンダルスキポーランド商工会議所所長

アンジェイ・アレンダルスキポーランド商工会議所所長

「豚ヒレ肉マリネのりんごとガーリックソース添え」などのフィンガーフードやスイーツが披露された

「豚ヒレ肉マリネのりんごとガーリックソース添え」などのフィンガーフードやスイーツが披露された

 欧州連合(EU)のキャンペーン「Taste Europe(ヨーロッパを味わおう)!」が5~8日に開催したFOODEX JAPAN2024国際食品・飲料展で紹介された。このキャンペーンの一環として6日、在日ポーランド大使館はプレスカンファレンスを開催し、ポーランドの伝統料理や豚肉・牛肉とリンゴを組み合わせた料理を披露した。パヴェウ・ミレフスキ駐日大使は「ポーランドの農産食品企業は日本を最も有望な輸出先の一つとしている」と述べた。

 同キャンペーンはEUからの支援を受け、23~26年まで予定され、ポーランドの食肉とリンゴに関するプロモーションを実施している。ポーランド精肉業者・加工肉メーカー協会と全国青果物生産者連盟で構成するコンソーシアムが「Taste Europe(ヨーロッパを味わおう)!」を企画した。

 ポーランドはFOODEXが始まったころから毎年のようにブース出展し、ポーランドの食品や料理をプロモーションしてきた。今年はポーランドから30社以上と記録的に多い企業が出展した。

 ミレフスキ大使によれば、23年のポーランドの農産食品の輸出総額は520億ユーロで、前年比8.8%増だった。日本は世界第4位の食料輸入国で、ポーランドは肉、青果物、菓子などで日本市場への輸出が増加する可能性があり、近年では牛肉、家禽の人気が高まっている。EPA締結から5周年を迎え、大使はポーランドの食品は日本市場でのポテンシャルを秘めているとみている。

 ポーランド商工会議所アンジェイ・アレンダルスキ所長は、日本は食料品輸出で重要な国で、輸出の主要な食肉、乳製品、穀物、菓子の生産は環境負荷が少なく手頃な価格ながらも高品質だと述べた。

 ポーランドの伝統料理のスープ「ジュレック」、ポーランドギョウザ「ピエロギ」のほか、「豚ヒレ肉マリネのりんごとガーリックソース添え」などのフィンガーフードやアップルパイなどのスイーツを披露した。(小島麻由美)

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