キリン・トロピカーナ、社長自ら横浜で「ピュアプレミアム」をサンプリング
キリン・トロピカーナは12月23~25日、横浜・ランドマークタワーでトロピカーナの最高品質のブランド「トロピカーナ ピュアプレミアム」のサンプリングを行った。これは100%果汁ジュースの魅力を広く訴求することを目的に毎年行っているもの。今回は「オレンジ」「グレープフルーツ」の2品を3日間で合計4万2000杯を配布した。イベントでは、青木重之社長自らが先頭にたって「ピュアプレミアム」を家族連れなどに手渡していた。
消費の低迷など環境が厳しくマイナス傾向にある果汁市場で、青木社長は「当社も業務用が苦戦する中、主力の『ホームメイドスタイル』やドライのPETボトル商品、『100%ジュース』280ml缶が前年を上回っているため、前期比1%増の着地見通し」と10年を振り返った。
11年は原材料高騰や需要の減少など引き続き厳しい環境が続く中で、トロピカーナ発売20周年を迎えることもあり、「高い目標を設定してチャレンジするという年にしないといけない」(青木社長)。その方針として「健康」をテーマとした商品展開で、新たなマーケットを探るなど2桁増を狙う構えだ。
(久保喜寛)