味の素ゼネラルフーヅ、スティックドリンクバー新戦略 スティックを国民的飲料に

右から横山敬一社長、北斗晶、佐々木健介、武岡正樹部長

右から横山敬一社長、北斗晶、佐々木健介、武岡正樹部長

 味の素ゼネラルフーヅ(AGF)は10月29日、東京都内で、「スティックドリンクバー新CM&キャンペーン」発表会を開催した。横山敬一社長と、武岡正樹スティック事業部長が家庭用コーヒー市場で成長を続けるスティックコーヒーのさらなる拡大に向けて、同社の戦略を発表した。また、新CMキャラクターに起用した北斗晶、佐々木健介夫妻を招き、CMの放映やトークセッションなどを行った。横山社長は「スティックコーヒーを国民的飲料に成長させていきたい」と抱負を語った。

 スティックコーヒー市場は、約270億円規模となり、今シーズンには300億円の突破が予想されている。家庭用コーヒー市場の中でも増加傾向にあるカテゴリーで、引き続き売上げを伸ばしていくと見込まれている。その中で約62%のシェアを持つ同社は、同カテゴリーのさらなる成長をけん引していく考えだ。

 その戦略が「スティックドリンクバー」だ。同社では、多様なニーズに応えて、スティックのラインアップを32種類揃えている。32アイテムを自由に好みで選べる取り組みで、SMの店頭を中心に展開している。「ドリンクバー」戦略を通じて、売り方・買い方から、ライフスタイルの提案へとステージアップを図る。

 第1弾として、家庭内へのスティックコーヒーの浸透を狙っていく。「家族のつながりを、明るく楽しく、見える化する」を新コンセプトに、“おいしさわけあう ココロつながる”をコピーにTVCMやキャンペーンを実施する。武岡部長は「スティックのある豊かなドリンクライフを提供していく」とし、家族の団らんや、朝食などさまざまなシーンでのスティック利用を提案する方針だ。北斗・佐々木夫妻が出演するTVCMや、店頭活動、製品展開、Webキャンペーンなどを展開し、スティック市場を活性化していく。

 発表会に登場した北斗・佐々木夫妻は、スティックを家族で楽しんでいることや、指先に家族の顔を描いて、家族のつながりを表現した新CMの話などを行った。

 また、CM同様に、北斗・佐々木夫妻の指に顔を描き、指相撲対決を行い、イベントを盛り上げた。

 (久保喜寛)

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