8月にバンコクで開催された東北6県のイベント「日本・東北祭り」のチラシ=提供写真
食文化豊かな地方の県の知事らが、タイやベトナムなど東南アジア諸国でトップセールスを展開し、特産品など郷土の味覚を売り込む動きが拡大している。この1年の間だけでも、宮城、青森、三重、新潟、福井、鳥取、佐賀など十近い県の知事や副知事ら幹部が現地に直接足を運んで、消費の拡大を呼び掛けた。背後にあるのは、かつてないほどの日本旅行ブームと国内消費の伸び悩みだ。起死回生策としての期待は大きい。
8月24日と25日、タイの首都バンコク中心部の高級ホテルでは、東北