クアラルンプールで酒類販売禁止政策21年10月導入 波紋広がり意見続々
マレーシアを旅行すると、アルコールが飲める店を探すのに苦労することがある=19年5月、南部ジョホールバルで小堀写す
マレーシアの首都クアラルンプール市が来年10月から導入を開始する食料品店などでの酒類販売禁止政策が波紋を広げている。一向に減らない飲酒運転に業を煮やした市政府が全国に先駆け実施するとしたが、連邦政府の中にも賛同する声が後を絶たず、首都以外にも拡大しようとしているのだ。これに異を唱えるのが人口の4分の1を占める華人団体などで、国際国家マレーシアの打撃になるとも警告する。開始まで1年を切った酒類販売禁止政策。果たしてどのような展開をたどるのか。
クアラルンプール市内のコンビニエ