翻弄されるタイのアブラヤシ 価格乱高下、買い占め原因か

タイのアブラヤシ生産は年々農地を拡張してきた=南部チュムポーン県で、小堀が4月10日写す

タイのアブラヤシ生産は年々農地を拡張してきた=南部チュムポーン県で、小堀が4月10日写す

マーガリンやバイオ燃料などに使われるパーム油と、その原料となるアブラヤシの価格がタイで乱高下している。パーム油は2月半ばになって市場価格が2倍超にまで高騰。ところが3月になると一転して下落圧力が強まり、原料のアブラヤシの価格が3割近くも急落した。収穫期を目前に供給不足から一定程度の値上がりするのは通常だが、これだけの値幅の乱高下は異常だ。新型コロナウイルスの影響もあって値上がりを見込んだ買い占めが横行しているものとみられている。

アフリカ原産のアブラヤシだが、現在の主な生産

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら