食品ロス削減 ASEANで動き広がる

総合 ニュース 2022.05.09 12395号 05面
食品廃棄物などごみの分別とリサイクルを訴えるタイ健康促進財団のチラシ=同財団提供

食品廃棄物などごみの分別とリサイクルを訴えるタイ健康促進財団のチラシ=同財団提供

経済成長の続く東南アジアで、食品廃棄物(食品ロス)を削減していこうという動きが広がっている。タイでは、大手食品企業が製造過程などから排出される食品廃棄物の有効利用に本腰を入れるほか、廃棄食品を使ったペットフードの開発に挑むスタートアップ企業も登場した。シンガポールでは、政府が微生物を使った発電に乗り出している。いずれも背後にあるのは、成長に伴い待ったなしで増え続ける食品ごみ問題だ。

年間約1800万tもの食品廃棄物を排出し続ける東南アジアの中心国タイ。政府傘下のタイ健康促進

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