酷暑続きのタイ、飲料市場が急拡大でメーカーフル稼働
タイでは酷暑による飲料需要の急拡大で、小売店での売り切れが相次いでいる＝2023年5月8日、タイ・バンコクで小堀写す
タイで暑季を迎えた4月以降、例年よりも気温の高い酷暑が続いている。早朝から30度Cを超える日も珍しくなく、体感温度が40度Cを超えることも頻繁だ。このため、冷たい飲み物を求める消費者が増え、飲料市場が急拡大、売り切れが相次ぐ事態となっている。企業各社は収益のチャンスとしてフル稼働で生産に当たっている。
新型コロナの収束に伴い、回復基調にあったタイの飲料市場。昨年は前年比7.4％増の回復で、今年は反動でやや鈍化するものの、それでも年6％程度は拡大する
