店舗から手数料を徴収しないロビンフッドもさまざまな販促活動を展開したが及ばなかった=同社の販促チラシから
新型コロナウイルス禍で急成長したタイの食事宅配市場。2022年には800億バーツ(約3400億円)を超え、今なおその規模を維持している。こうした状況下で進んでいるのが、上位2社による寡占体制だ。客が支払った代金から3分の1もの手数料を徴収し、飲食店のもうけはごくわずか。それでも宅配に頼らなければ、経営が成り立たない店も少なくない。
こうしたことを受け、後発参入したのが店舗手数料不要の銀行系の「ロビンフッド」だった。だが、潤沢な広告宣伝費を投入する大