タイのトウモロコシ畑。野焼きの全廃が期待されている=タイ北部メーホンソン県で。2024年9月4日、小堀写す
サトウキビ生産の盛んなタイで、2024~25年度期の収穫が始まった。収穫後に畑に残った茎や葉などの農業残さを燃やし、発生した微小粒子状物質「PM2.5」の被害が深刻化したことから、今期はこの全廃を目指して政府も補助金を大幅に積み増しして臨む。新生児を含む人体に深刻な影響を与えるとされるPM2.5。大気汚染世界ワースト1位の汚名返上なるか。世界の注目が集まっている。
政府のサトウキビ・砂糖委員会は12月6日、全国の先陣を切ってトラート県など東部と東北