伊勢丹「コベントウ」、環境配慮の容器採用 生育早い木製素材でコスト抑制
三越伊勢丹が伊勢丹新宿店(東京都新宿区)を中心に販売する「コベントウ」シリーズは、食べきりサイズをコンセプトに、多品種の具材をシェアしやすいよう、つまみやすい形状にも配慮し商品化する。
4~17日に販売した春の新商品には、環境に配慮した新しいパッケージを採用した。「エコウッド容器」の名称で展開している木製素材で、生育速度が極めて早いファルカタ材を加工している。
エコウッド容器のコストは、一般的な木製素材の3分の1以下に抑えられるという。原材料の生育の早さだけでなく、積み重ねられる形状によって輸送や保管効率に優れている。また、レンジアップも可能で購入者の使い勝手もいい。「コベントウ」シリーズは、食べ切れる量目で食品ロスを抑制するだけでなく、容器を含めたトータルで環境負荷低減を進める。(宮川耕平)