コカ・コーラシステム、「からだ巡茶ジャスミン」全国展開 香りでストレス発散

飲料 ニュース 2019.05.15 11876号 02面

山腰欣吾日本コカ・コーラマーケティング本部ティーカテゴリー紅茶・機能性茶グループグループマネジャー

山腰欣吾日本コカ・コーラマーケティング本部ティーカテゴリー紅茶・機能性茶グループグループマネジャー

伸長続く無糖茶市場で、新たな萌芽(ほうが)がある。市場規模は、ほうじ茶と同規模と小さいながら、伸長率はここ1年で、2桁と拡大している「ジャスミン茶」だ。その大きな特徴かつ絶対的な価値となるのが、「華やかな香り」だ。同じく伸長著しい麦茶やほうじ茶も「香り」が魅力の一つだが、こちらは「香ばしさ」が特徴となる。「華やかな香り」という唯一無二の特徴を持つ「ジャスミン茶」で今春、新たな提案がなされた。コカ・コーラシステムが投入した「からだ巡茶 ジャスミン」=写真=だ。(本吉卓也)

同品は東洋の健康思想に基づく“からだの巡り”を考慮し厳選した東洋素材を使用する「からだ巡茶」ブランドからの提案となる。昨年ドラッグストアで先行発売し、女性を中心に支持を得たこの「からだ巡茶 ジャスミン」を4月から全国発売へと拡大している。「ジャスミン茶の市場は小さいながらも、ここ1年で、2桁伸長しており、新たな選択肢を提案することで、さらなる市場の成長が見込める」と山腰欣吾日本コカ・コーラマーケティング本部ティーカテゴリー紅茶・機能性茶グループグループマネジャーは語る。そのキーワードはジャスミン茶の持つ“華やかな香り”だ。

「『ジャスミン茶』の持つ特徴のある“華やかな香り”が働く人たちの手軽なストレス解消として選択されていることが一番の伸長要因と考えている。“華やかな香り”で癒やされる、リラックスできることが女性を中心に幅広い層からの支持につながっている。『PETボトルのジャスミン茶』という、いつでも、どこでも、手軽に楽しめる『ストレス解消の新たな選択肢』として『からだ巡茶 ジャスミン』を提案し、さらに幅広い層へ訴求していきたい」と山腰グループマネジャーは意気込む。

国内最大の漢方ブティック「薬日本堂」の協力により、開発された同品は、「気の巡り」に着目した4種類の東洋素材(ハマナス、ミカンの皮など)と香りにこだわった特級ジャスミン茶葉を使用しており、ジャスミンの華やかな香りとすっきりと飲みやすい味わいが特徴となる。

同ブランドのアンバサダーとして、ランチなど、毎日の食事シーンでの飲用提案を強化する「からだすこやか茶W」などで親しみのある指原莉乃を起用し、「からだ」と名の付くシリーズとしてのイメージを強化していく。10連休前の4月22~28日には、その前に立つとジャスミンの香りが体験できる超大型ポスターを東武池袋駅地下で展開するなど、新たなユーザーを獲得し、ジャスミン茶市場の成長に貢献していく意向だ。

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