アサヒ飲料、無糖カルピス「Light Blue」好発進 “軽甘”提案が支持獲得

清涼飲料 ニュース 2021.05.21 12230号 03面
好発進の「『CALPIS』Light Blue」(PET500ml)。砂糖不使用の「カルピス」だ

好発進の「『CALPIS』Light Blue」(PET500ml)。砂糖不使用の「カルピス」だ

「カルピス」オリジナルPETボトルホルダー(全3種)

「カルピス」オリジナルPETボトルホルダー(全3種)

 アサヒ飲料の「『CALPIS』Light Blue」(PET500ml)が好調なスタートを切った。4月13日の発売から約1ヵ月となる5月11日時点での販売数量が816万本(34万箱)となり、年間販売目標(100万箱)の3割を突破した。

 「『CALPIS』Light Blue」は、砂糖を使用せず、果実由来の風味を生かした大人のための「カルピス」となる。白ブドウをたっぷりと搾り、仕上げにレモン果汁を加えることで、すっきり軽い甘さに仕立てているのが特徴だ。

 この砂糖を使用しないすっきり軽い甘さ「軽甘(かるあま)」が消費者の支持を獲得している。同社によると、購入者からは「甘すぎずすっきりしていてゴクゴク飲める」「砂糖を使っていないところがうれしい」といった声が届いているという。「『砂糖を気にせずにすっきりとした甘さの飲み物をゴクゴク飲みたい』というニーズを獲得できたことが好調要因ではないか」と同社は語る。

 「軽甘」の味わい提案に加え、広告販促活動では、ツイッターやYouTubeで実施した発売前後のキャンペーンや、発売時からTVCMを放映するなどのコミュニケーションも支持されており、購買活動につながった要因と推測される。

 この勢いを継続すべく、6月に新たにTVCMを放映するとともに、店頭販促では同品を含む「カルピス」PETボトル商品(370~500ml)を3本購入すると、「カルピス」オリジナルPETボトルホルダー(全3種)がもらえる施策を6月上旬から8月末まで展開する。

 高まる健康志向や在宅時間拡大による家庭内でのリフレッシュニーズなどから、同社の「ウィルキンソン」などの無糖炭酸水も伸長を継続しており、今期も「無糖」ニーズはさらなる拡大が見込まれる。(本吉卓也)

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