川岸屋水産・徳元社長「適正な価格システム構築を」 業界挙げ現状打破強調

缶詰 ニュース 2010.02.22 10285号 03面
徳元敏男社長

徳元敏男社長

 川岸屋水産の徳元敏男社長は昨年を振り返り、「個人消費の減退と缶詰市場の停滞の波が銚子地区にも押し寄せている。今後も市場環境は非常に厳しい状況が続くと思われ、業界を挙げた現状打破への取組みが必要だ」と強調した。同社は地盤の銚子産鮮魚を独自のノウハウで加工し屈指のパッカーとして知られるが、「全国的にみても最近10年で青物パッカーの数は半分以下に激減」「原料事情が苦しい中での価格下落は直接的な影響が大きく、適正な価格システムを構築し直すことが肝要だ」という。

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