日清オイリオグループの紙容器食用油(キャノーラ油)(左)とJ-オイルミルズの「AJINOMOTO ダブルハーフ」
家庭用食用油の新ジャンル定着への付加価値戦略が加速している。2強である日清オイリオグループとJ-オイルミルズはそれぞれ、環境負荷低減や利便性向上を実現する紙容器商品、食用油の希少化を背景とする低使用量商品を今秋発売。注目すべきはいずれも双方が先行展開する領域に追随した点。競合の垣根を越えた活性策として位置付けられ、極めて厳しいコスト環境下、新ジャンル創出・定着につながりそうだ。
日清オイリオグループは9月20日から、環境配慮と使いやすさを両立する紙