合成清酒、復権の兆し。ポスト経済酒の座を占めるか、健康志向で期待感
合成清酒に復権の兆しが見え始めた。昭和35年以来減少を続け、48年以降は約二万㌔㍑台の横ばい傾向を示していたが、再び上昇傾向に転じるのでは、との見方が出てきた。これは、一〇〇〇円パックに代表される低価格の経済清酒が、4月の級別全廃にともない旧二級が増税になったこと。同時に原料米の不足高騰を受け、秋までには値上げせざるをえない状況が出てきているためで、ポスト経済清酒の座に価格的に競走できる合成清酒に明るい材料が見え始めたため。関係筋では「いきなり倍とはいかないものの、少しずつで