酒粕が産業廃棄物化。清酒など高品化で粕量も増加傾向、再利用が問われる

酒類 統計・分析 1992.06.15 7389号 1面

酒粕が産業廃棄物化している。従来は奈良漬をはじめ粕漬や粕汁などの原料として、引取先があったものの、需要の減退とともに商品から廃品に変わってきた。清酒業界では日本酒造組合中央会を中心に、酒粕を乾燥させ粉末化し商品として通年供給できるシステムを構築していくなど再利用の方向の検討を始めているが、吟醸酒に代表される高品質化が進む中で、粕の量も必然的に増加の傾向をたどっており、悪循環となっている。 清酒製造における酒粕供給量は粕歩合で示される。国税庁まとめによる

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