93年の酒類展望 業界全体が様変わり、市場定着正念場に(9面まで)

酒類 統計・分析 1993.01.18 7484号 8面

92年における酒類業界は、級別廃止を話題性に取り込んだ清酒や品質、経済性により市場を回復してきた甲乙類焼酎など全般に和酒が好調な半面、89年の酒税改正以来、依然洋酒の需要回復には至らなかった。新製品不振の中、ビールは前年比3%増程度で落ち着くと見られ、続伸の勢いにかげりが見られた。このような種類間競争に加え、製造物責任や容器リサイクル問題をはじめとした環境対応、未成年飲酒の問題を含めたはみ出し自販機全般に対する要請など社会的責任の問われる時代に移行したといえる。酒販免許緩和の

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら