大相撲とともに 呼出しの背中「なとり」

「なとり」といえば、“大相撲”を思い浮かべる人は案外多いのではないか。呼び出しの着物の背にクッキリと浮かびあがった「なとり」の文字は相撲ファンならずとも一度は目にしているはずだ。栃若時代から柏鵬時代、北の湖、千代の富士時代を経て、若貴を中心に曙、武蔵丸など外国出身力士がからむ現在の黄金期を通して、「なとり」と染め抜かれた呼び出しの背はこれまで何億、何十億の人々に見つめられてきた。

今でこそ若い女性たちをフィーバーさせている相撲は企業にとっての宣伝価値も高く、呼び出しの背中は

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