PL法施行、企業の模索続く 依然不明瞭な法解釈

統計・分析 総合 1995.07.03 7890号 1面

PL(製造物責任)法が7月1日から施行された。法体系上では、明治以来の民法の原則を大変革し、過失責任に加えて欠陥責任を問える制度に変わる。政府は原因究明や紛争処理機関の整備中だ。業界各社は消費者相談窓口の設置、警告表示の印刷、損害保険への加入、安全性の確認など対応を急ぐ。しかし、法の解釈や運用方法で不明瞭な部分が多く、過剰反応と過小評価が渦巻き、各企業の模索が続いている。 米国と異なる制度 「損害保険会社はセミナーを開き、米国の

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