政治家の食論(1) 自由民主党衆議院議員・江藤 隆美 「憂うべき農業の軽視」
豊かになった日本は何か大切なものを失った気がしますね。日本人はこれから先一体なにを求めるのか。政府は金がなくて赤字だと言うけれども、個人は豊かです。昔は一家あげて金がなかったんです。今は一家の中でみんなが財布を持っています。 私は若いころ、金がなくて新橋から飯田橋まで歩きました。昭和25年のころの話で今ではちょっと考えられないことです。そういう時代には自分も頑張って、いつの日にか立派になろうという気持ちがありました。誰もが「より良い自分」「より良い生活