調理のHACCP冷蔵庫の使い方 温度・保管・衛生管理の注意点
今夏、病原性大腸菌O157による大規模な食中毒発生後、外食産業界は、衛生管理の改善・強化がなされ、除菌と予防対策が進められている。手を洗うことから始まり、除菌作業の見直しや施設・設備・調理のあり方が再検討されている。食品衛生コンサルタント・安藤洋次氏は今回、冷蔵庫の取扱い方に焦点を当てた温度管理・保管管理と衛生管理についてまとめた。秋期・冬期は夏期に劣らず食中毒発生は多く、体感温度による判断で食品の取扱い方を誤らないように細菌発生予防に注意を促している。