高齢者用食品開発を考える(4) 増える味覚障害、年齢だけが理由ではない

連載 総合 1997.03.31 8186号 10面

高齢者の味覚については、昨今の研究では、訂正されつつある。ほんの少し前までは、ほとんどすべての感覚は、高齢になると衰えると言われていた。味蕾の数は、古い研究では、加齢とともに減少するとされていたが、それほど変わらないと言われている。また今までの味を感じることさえ、アカデミックな世界では新しくなってきている。 それなのに何故、高齢者に味覚障害が多いのだろうか。それも年々増加していると聞く。やはり生理的味覚障害が増加しているのだろうか。専門家の指摘によると

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