アサヒ飲料がT・ウッズと契約更新
アサヒ飲料(株)(東京都墨田区、03・5608・5334)は新世代缶コーヒー「ワンダ」のCMタレント、タイガー・ウッズ選手との契約を三年間更新、二〇〇三年7月まで起用する。11月23日、CM契約更新発表会を千葉県・リーガロイヤルホテル成田で開催した。
同社千原薫代表取締役社長は「九七年に新発売した“ワンダ”は、日本企業初として、当時彗星のごとく現れたタイガー・ウッズとCMタレント契約をし、その年の新製品としてナンバーワンの売上げを記録。昨年は二三九〇万ケースを売り上げ清涼飲料業界の最大カテゴリーである缶コーヒー市場で確固たる地位を築くことができた。これもタイガー・ウッズがゴルフで活躍するだけでなく、子供たちへスポーツを振興するなどスポーツ界を越えた本物のヒーローとして支持されていることが大きい」とこれまでの貢献をたたえ、「この体制を盤石なものとするために、タイガー・ウッズとの契約更新を決定し、彼のパワフルなキャラクターと、力強いパフォーマンスを最大限に活用し、缶コーヒー市場での販売増加を目指す」(同千原社長)と語った。
タイガー・ウッズは「アサヒ飲料とワンダフルな関係を構築できてよかった。今後も一緒に仕事をし、ブランドの成長に貢献したい」とあいさつ。CM撮影のエピソードとして「毎回スタッフが笑わせてくれ、撮影の度に楽しんでいる」ことも披露した。
今年のタイガー・ウッズはメジャー二勝目となる「全米プロ選手権」をはじめ、米ツアー八勝を挙げ、九七年に続き二回目の賞金王に輝くなど絶好調。日本でもその活躍はリアルタイムで伝えられ、「ワンダのイメージに好影響を与えている」(同千原社長)。
アサヒ飲料は、「ワンダ」の商品コンセプトである“缶コーヒーのヘビーユーザーが求める、深い味わい、豊かな香り、スッキリとしたキレ味”をタイガー・ウッズのダイナミックかつインパクトのある広告で強力にアピールし、来年度以降も缶コーヒー市場でさらなる販売増加を図っていく。