本紙ニューテクノロジー研究会講演・柳田藤寿氏「海洋酵母を用いた白ワイン醸造」

統計・分析 総合 2000.10.16 8755号 7面

山梨大学ワイン科学研究センターの柳田藤寿助教授は、三共(株)の小玉健太郎博士との共同研究において、海洋環境から分離したSaccharomyces cerevisiae(以下海洋酵母とする)を用いて、新しい白ワインの開発に成功した。海洋酵母は、パン作りや清酒への利用に使われているが、ワインの醸造に用いたのは、世界で初めてである。山梨県の特産ブドウである甲州種を用いて、醸造したワインは、酸味の成分が多く、香りにも特徴があり、甘味と酸味のバランスが良い白ワインとなった。市場への投入

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