2002年夏期豆腐特集:小野伴忠・岩手大教授「豆乳凝固メカニズムの解明」

豆腐に含まれるタンパク質は、互いに結びついて豆腐の骨組みのようなものを作っていることが知られている。この研究テーマでは、そのタンパク質の骨組みを作るのに、豆腐の脂質(油)が重要な役割を果たすことが話題として提供された。以下はその内容。 豆腐は、豆乳ににがりなどの凝固剤を加えて固めたものだが、豆乳には、直径三六〇ナノメートル(一ナノメートル=ナノメートルは一ミリメートルの一〇〇万分の一)程度の油の球に、タンパク質が囲むように結合した粒子が散らばって存在し

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