国立がんセンター、ラクトフェリンの機能実証 大腸ポリープの進展を抑制

総合 ニュース 2006.10.20 9730号 4面

国立がんセンターは、ラクトフェリンの長期摂取で大腸ポリープ進展を抑制する効果を発見した。9月28~30日に横浜で開催した第65回日本癌学会学術総会で研究結果を発表した。ラクトフェリンのヒトでの発がん予防に関する臨床研究は今回が初めて。同試験では、森永乳業(株)製の牛ラクトフェリンが使用された。 ラクトフェリンは、ヒトや動物の母乳などに含まれる多機能タンパク質。ヒトの母乳中タンパク質の約10~30%を占め、初乳に多く含まれており、抵抗力の弱い赤ちゃんを守

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら