キリンホールディングス、ビール苦味が認知機能改善 成分使い製品化へ

酒類 ニュース 2019.11.08 11968号 03面

 キリンホールディングス(HD)は10月31日、ビールに含まれる苦味成分が人間の脳の認知機能を改善するとの研究成果を発表した。この成分をもとに独自素材も開発した。認知機能を改善できる商品として製品化を急ぎ、電通と設立した新会社を通じ早ければ20年に販売する。社会課題となっている認知症の予防に役立てる考え。
 ビール苦味成分の「熟成ホップ由来苦味酸」が記憶力(想起機能)を改善することを世界で初めて確認した。この成分は、独自の加工法でホップ(ビールの原料)

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