新型コロナ:国税庁、酒類業界に通知 「消毒用」製造の事前連絡を
国税庁は13日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け手指消毒用エタノールが逼迫(ひっぱく)する中、代替品として酒類事業者が高濃度エタノール酒類を製造・販売する際は都道府県の衛生主管部などに事前相談するよう酒類の業界団体に通知した。使用者の人命に関わるため、厳重な管理体制を徹底する考え。手指消毒用エタノールの供給が不足しているため、医療機関などではやむを得ない場合に限り、高濃度エタノール製品を代替品として用いることができる。
酒類事業者が代替品として高濃度エタノール酒類を製造・分析する場合は、各国税局の鑑定官室が技術的な相談に応じる。(岡朋弘)