国産化に針路をとれ:国産小麦の可能性 地域連携図り製品開発で後押し

小麦加工 ニュース 2024.05.29 12763号 01面
収穫期を迎えた「はるみずき」が畑一面を黄金色に染める

収穫期を迎えた「はるみずき」が畑一面を黄金色に染める

小田象製粉、日仏商事、フォンスの3社で連携し、国産小麦粉などを使用した製パン講習会を実施

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滋賀県産小麦「びわほなみ」を100%使用した近畿製粉オリジナルの小麦粉「湖麦の奏」で作ったチョコカステラ

滋賀県産小麦「びわほなみ」を100%使用した近畿製粉オリジナルの小麦粉「湖麦の奏」で作ったチョコカステラ

 【関西】麦秋至(むぎのときいたる)。季節を72等分した七十二候では、小麦の収穫期となる5月31日~6月4日のころをそう呼んでいる。近年は品種改良や技術進歩を背景に、栽培に不向きとされていた地域でも黄金色に染まる小麦畑の美しい光景が見られるようになった。2023年の小麦の全国作付面積は前年比2%増の23万1700haと緩やかな上昇傾向にあり、食糧安全保障の観点から国も増産を後押しする。
 近畿製粉、小田象製粉、吉原食糧の3社も製粉企業として小麦の栽培振

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