国産化に針路をとれ:愛知県加工用トマト拡大協議会 機械収穫で増反へ
2025.05.19
●国産トマト収量減に危機感 【中部】加工用トマトはトマトケチャップの主原料だが、国産加工用トマトの生産量は全体の約5%しかないといわれている。その栽培のルーツが実は愛知県にある。愛知県加工用トマト拡大協議会は、国産および同県産加工用トマトの収量減に…続きを読む
「令和の米騒動」からさかのぼること約100年前の1920年6月8日。第1次世界大戦終戦直後で、日本が「米騒動」で揺れる中、盛田善平氏は「食糧難の解決が開業の第一の意義。事業は社会に貢献するところがあればこそ発展する」という理念を掲げ敷島製パンを創業し…続きを読む
●味の追求でたどり着く 【関西】製造コストが上昇し続ける中、看板商品の品質を保ち、ブランドを磨くことは食品メーカーの大きな責務だ。エム・シーシー食品は今春、同社の顔となっているレトルトカレー「100時間かけたビーフカレー」のメーン食材である牛肉を国…続きを読む
●エキス・だしの原料不足改善に 原料の新たな用途や機能性の探索は、新たな需要拡大の促進につながる。石川県の三谷産業は、先ごろ独自技法でエノキ茸の風味や、うま味成分を抽出した「えのきエキス」「えのき濃縮だし」を開発した。いずれも長野県産エノキ茸を10…続きを読む
日本料理に欠かせない醤油。中でも350年以上前に兵庫県龍野で誕生した淡口(うすくち)醤油は素材の味と色を生かすと料理人から大きな信頼を得てきた。この淡口醤油のトップメーカー、ヒガシマル醤油は主原料の小麦と大豆の国産化、地産化に25年以上前から取り組ん…続きを読む
味噌・醤油・豆腐・納豆など、日本の食文化に古くから根付いている大豆だが、現在の国内消費は輸入大豆に大きく依存する。24年度の食品用需要量は約100万t、うち国産は約25万t。国産大豆はほぼ全量が食品に使われている。食料安全保障の観点から、農林水産省は…続きを読む
カントリーリスクの回避、耕作放棄地の活用などの多様な観点から、薬用作物産地支援協議会(薬産協)は農林水産省などの支援を受け、生薬の原料となる薬用作物の国産化・産地化を推進している。薬用作物はもともと漢方薬向けが中心だが、栽培技術の未熟さなどから医薬品…続きを読む
日本古来の香辛料として親しまれている本わさびの国内生産が揺らいでいる。ここ数年、国産本わさびの生産量の減少が目立ち始め、令和5年の本わさび生産量は全国で1383.6tと令和2年と比較するとほぼ20%減少した(農林水産省特用林産物生産統計調査より)。畑…続きを読む
徳之島(鹿児島県)を真のコーヒーアイランドに--。2017年6月から味の素AGF、徳之島コーヒー生産者会、伊仙町役場、丸紅が取り組む同島での「徳之島コーヒー生産支援プロジェクト」の挑戦は続く。今秋には徳之島コーヒー生産者会名義で、同プロジェクト発足か…続きを読む
●県産を通年で提供可能に 【新潟】新潟県農業総合研究所食品研究センターはこのほど、食感や外観に優れる冷凍枝豆の製造技術を開発し、今秋以降の商品化に向けて県内企業などへの技術支援を進めている。国内に流通する枝豆のうち約6割を冷凍枝豆が占めており、その…続きを読む
●国産ブランドを全国流通 三菱食品は国産原料にこだわった自社ブランド「もっとNippon!」の展開を通じ、国内食品産業の活性化に努めている。地域メーカーとの開発商品を全国販売網で流通させ、1次生産者の経営支援や伝統食品の継承を図るとともに、ひいては…続きを読む