国産化に針路をとれ:国産大豆収量増へ 加工食品の利用に期待

農産乾物 ニュース 2025.02.17 12895号 01面
機械による収穫。国産大豆は完熟するとさやがはじけやすく、落下した大豆は機械での回収が難しい(画像提供=農研機構)

機械による収穫。国産大豆は完熟するとさやがはじけやすく、落下した大豆は機械での回収が難しい(画像提供=農研機構)

 味噌・醤油・豆腐・納豆など、日本の食文化に古くから根付いている大豆だが、現在の国内消費は輸入大豆に大きく依存する。24年度の食品用需要量は約100万t、うち国産は約25万t。国産大豆はほぼ全量が食品に使われている。食料安全保障の観点から、農林水産省は「食料・農業・農村基本計画」において2030年までの国産大豆の生産目標を34万tに定める。生産性向上や安定供給を目指し、農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)や各行政では多収大豆品種の開発と普及に取り組む。(志賀愛美)

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