焼肉、無煙換気で外食復活先陣に

外食 ニュース 2020.05.22 12054号 01面
無煙ロースターは食卓の換気扇

無煙ロースターは食卓の換気扇

コロナ自粛の緩和に向け焼肉業界が盛り上がっている。焼肉店の無煙ロースターは「食卓の換気扇」であり、感染リスクの一つである「換気の悪い密閉空間」の改善に好適。業界では、その優位性をアピールする機運が高まっており、無煙ロースター製造の最大手・シンポ社に換気効果の根拠を求める問い合わせが集まっている。

同社の堀隆一営業管理課長は「客席50席ほどの店舗を比較した場合、無煙ロースターを設置した焼肉店は、標準的な排気・換気設備を設置した飲食店に比べ、約6.6倍もの空気を入れ替えている(建築基準法計算)」と説き、「安全性を断定すべきではないが、焼肉に出向く免罪符となりそう」と見据える。

一方、自粛下の外食不況によって和牛の卸相場が下落。仕入れ面でも追い風が吹いている焼肉が、外食復活の象徴になりそうだ。(岡安秀一)

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