田中忠徳社長

　【徳島】徳島製粉は柱商品のカップ麺「金ちゃんヌードル」シリーズを対象商品とした消費者キャンペーン「金ちゃん1万円現金プレゼント」の第1回の抽選会を1日に同社で行った。

　同社の金ちゃんヌードルは1973年に発売したロングセラー商品で、同社即席麺売上げの約5割を占める。柱商品だけに、市場ニーズの変化に合わせた見直しを常に進め「レギュラー」「しお」「カレー」の主力3種類に「しょうゆとんこつ」「とんこつ」と「辛味」の6品ある。

　キャンペーンはヌードルの販売支援のため始めたもので、今年も2月25日から7月25日の期間で実施している。応募マーク5枚で1口のクローズタイプ。毎月1万円が500人に、総計2500人に当たるキャンペーンは今年で28回目の業界でも超ロングランになっている。

　毎年全国から総計約15万通の応募がある人気で、今年も3月末に締め切り、1日に実施した第1回の抽選は、例年なら初回が1万通と少ない応募だが、昨年より約1000通多い1万1000通の応募があり、第三者立ち会いのもと厳選な抽選を行った。

　田中忠徳社長「基本の金ちゃんヌードルが好調で、11～3月が前年比で10％増であった。それに発売30年超になる根強い人気の「ねぎら～めん」も好調。春の新製品の「いか焼きそば」も好評にスタートが切れた。増産体制は昨年の台風以来だが、流通の皆さんにご迷惑を掛けられないため残業シフトで生産を乗り切ってきたが、人のやり繰りが厳しい。求められての増産なので大変ありがたいことだと思っている。コロナは一時も早く終息してもらい、正常な生活ができるようになれることを祈っている」（大居政光）